ホワイトガソリン

原油を精製する過程で作られる、無添加、無色のガソリン(着色してあるものもある)

ホワイトガソリン(米:White Gas )とは、石油製品のひとつである。今日ではキャンプ用品として用いられる携帯用ストーブ(焜炉)やランタンの燃料として用いられるナフサから成る石油製品を表す一般名詞[1]として用いられることが多い。日本では白ガス(しろガス)という略称が用いられることもあり、自動車用のガソリンはこれに対して赤ガス(あかガス)という略称で区別される。
ホワイトガソリンはガソリンの中でもほぼ純粋な石油成分のみで構成されており、コールマン製ホワイトガソリンでもオクタン価50-55前後と低い[2]ために内燃機関の燃料として用いるには不適であるが、オクタン価向上剤などの添加剤が混入されていないため煤の発生が少なく登山用ストーブ(クッカー)やランタンなどの燃料としては今日でも最も適しているとされる。
新日本石油系列のガソリンスタンドでは18L缶単位で小売りされている場合もあるが一般のガソリンスタンドで小売り販売されていることは少なく、殆どは200Lドラム缶単位などでしか購入できない。ガソリンスタンドで小売りされるホワイトガソリンは燃料としてではなく部品洗浄油として販売されている。殆どの場合ホームセンターや登山用品店などで4L又は1L缶単位で販売される。
アメリカではコールマンが販売するホワイトガソリンの商標であるen:Coleman_fuelという名称の方が一般に知られていた[3]が、有鉛ガソリンが存在した時代にはレギュラーガソリンには赤色の色素が混入され、ハイオク有鉛ガソリンには紫色の色素が添加されており、これと区別するため無着色のColeman fuelが自然にWhite Gasと呼ばれるようになった経緯[4]が存在する。なお、今日コールマンが製造販売するホワイトガソリンには青色の色素が混入されており、その他のメーカーが製造販売する無着色のホワイトガソリン(白ガス)と区別して、コールマン製ホワイトガソリンには青ガス(あおガス)という略称が用いられる事もある。(wikipediaより)

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